思い出して あの頃
ガラスばりの 愛にも
狂うほどに 酔っていたの
悲しみには 背を向け
細い指を 絡めた
二人だけの 白い扉
目覚まし時計と 二人の日記を
机の上 残したまま
鍵をおろした
胸に充ちる 涙を
あなた宛に 送ろう
ガラスばりの 愛のしるし
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見つめ合えば それだけ
いたわり合う 二人は
口を閉ざし 背中合わせ
喉元まで 出ている
一言さえ 云えない
愛している あなただけを
小さな傷跡 いつまでも数え
重く鍵を かけた時が
よみがえるだけ
胸に充ちる 涙を
あなた宛に 送ろう
ガラスばりの 愛のしるし |